膝が痛いのなら、腿を鍛えるだけでは解決しません!
こんにちは。
グループとパーソナルで快適な身体づくりのサポートをしているトレーナーの 金子由美 です。
坂道や階段を降りるとき、座った姿勢から立ち上がるときなど…
ふとした瞬間に…
膝の内側が痛くなることありませんか?
なぜ痛みが出るのか、どうすれば軽減するのか、本日はそのヒントになることをお伝えします。
膝の痛みを和らげるために知っておきたい3つのこと
今までなかった痛みを感じるようになると不安になりますよね。
まず行くのが整形外科などの治療院ではないでしょうか。
もちろん必要であればレントゲンやMRIを撮ることをおすすめします。
ただ…
「加齢による軟骨のすり減りですね」
「膝周りに筋肉をつけてください」
と言われたことありませんか?
本当にそれでいいんですか・・・・・?!
膝周り・・・つまり膝を伸ばす時に使う「腿の前の筋肉を鍛えなさい」ということでしょう。
だいぶ弱いのであればそれも必要ですが、実はそこだけを鍛えたからといって痛みがなくなるとは限らないのです。
ではどうすれば良いのか?
これから、痛みを和らげるために知っておきたい3つのことを詳しく説明します。
① 膝の曲げ伸ばしがスムーズにできるような関節の動き
② 足首と股関節のコンディショニング
③ ○○と○○を使えるようにする
膝の曲げ伸ばしがスムーズにできるような関節の動き
腿の骨とスネの骨が重なる部分が膝の関節です。
そこに膝蓋骨という膝のお皿が乗っています。
膝の曲げ伸ばしをする時に、このお皿は滑るように動きます。
しかし、腿の前ばかりを鍛えたことで本来の動きを制限してしまうことがあるのです。
私が以前、膝の調子が良くなかった頃は腿の前を積極的に鍛えていたわけではなかったのですが、偏った筋肉の使いすぎで張りが強くなっていました。
その影響で、腿の前の筋肉が邪魔をして膝の関節に負担をかけていたようです。
筋肉をつけるとしてもバランスが大事!
また、スネの骨が外側に捻じれている場合もあるので、このあたりも気になるところです。
足首と股関節のコンディショニング
膝は足首と股関節の間にあります。
足首は体重を支えつつ、足首の曲げ伸ばしや少しの横の動きができる部分です。
股関節は骨盤がドーンと乗り、腿の骨を上下左右回旋といろいろな方向に動かせる部分です。
この2つの関節がきちんと連動していれば良いのですが、そうでない場合は膝に負担がかかりやすくなります。
※着地で股関節は内側、足首は外側に向いています
水を含んだタオルの端を持って絞ると間から水が出ますね。
これと同じように、足首と股関節が捻じれて動くことで間にある膝にストレスがかかってしまうのです。
〇〇と〇〇を使えるようにする
さっそく答えは…
「足裏」と「お尻」です。
立っているとき、歩いているときに足裏の感覚はありますか?
足裏にも筋肉があり、地面を押す感覚や地面から押し返される力(床反力)が身体の中心に伝わるようになると安定してきます。
足裏が意識できないとふわふわしたようで、踏ん張りにくいかもしれないです。
もしそうだとしたら足指を動かしたり、足裏を揉みほぐしたりしてみてください。
刺激をすることで感覚がよくなってきます。
そしてお尻の筋肉が使えていないと、無駄に腿ばかり使ってしまいます。
お尻を触ってみてください。
丸みや張りはありますか?
重たい身体を運んで歩くためにも、お尻の筋肉を強化したいです。
きちんとお尻が使えるようになったほうが、膝への負担が軽減するのです。
まとめ
いかがでしょうか。
「膝の曲げ伸ばしがスムーズにできるような関節の動き」
「足首と股関節のコンディショニング」
「足裏とお尻を使えるようにする」
この3つを手に入れることで《膝の痛み》という悩みが軽くなるでしょう。
(状態によって違いがありますので、ここでは必ずとは断言はできません)
痛みが出るということは、どこかに原因があるはずです。
それを見つけ出し、今のあなたにとって必要なことをおこなっていきませんか?
それがストレッチなのか、トレーニングなのか、ピラティスなのか、コンディショニングなのか…
道はいろいろ。
快適な身体づくりを目指して、これからの毎日を健やかに!
~追記~
座っている時間が長いと膝に負担がかかるので、こまめに立ち上がったりなるべく動くことをおすすめします。
その理由はまたの機会に。
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